お久しぶりです。メカニックの泉です。
今回はエコ(環境)に関係のある排気ガスについて少しご紹介したいと思います。
エンジンから出る排気ガスはまずこのパイプ①を通ります。
そして次にこの膨らんだ部分②の触媒(キャタライザー)で浄化されるのです。
ガソリンを燃料とする自動車の排ガス中には有害物質(主に炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物です)が含まれるのですが、それらをこの触媒により除去するんです。
よく装飾品などで人気の「プラチナ」ってありますよね。
この金属は他の物質に見られない触媒作用をもっていて、自動車の排気ガスの浄化触媒としてマフラーの中などの一部に使用され、有害な窒素酸化物(NOx)の除去に一役かっているんです。 ご存知でしたか?
そしてプジョー車にはO2(オーツー)センサーといって排気ガス中の酸素濃度を測定するセンサーが装着されています。(ちなみにコイツにもプラチナが使われたりもします)
このO2センサーの情報によってエンジンをコンピューターが制御し、触媒によってクリーンな排気ガスになるようにしているのです。
O2センサーに不具合があると燃費にも影響する場合がありますので、新車時の燃費から比べてかなり悪化している場合は一度チェックしてみてもいいかもしれません。
もちろんエンジンの調子が悪くても正常に働くことが難しくなるので、エンジンオイル、スパークプラグ、エアクリーナー等他の点検もトータルとして不可欠です。
定期点検をしばらくしてないな~という方、ぜひ今月の連休のお出かけ前に点検いかがですか?
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
また次回お楽しみに…