みなさまこんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
先日、京都に行ったついでに嵐山に寄ってきました。京都は大好きでよく行き
ますが、かねてから念願だった伝統の鵜飼いを見てみたかったのです。
渡月橋上流一帯を大堰川と言います。この大堰川で夏の間、夜毎繰り広げ
られるのが「鵜飼い」です。鵜飼いといえば岐阜の長良川や宇治川が有名
ですが、ここ嵐山の鵜飼いも1000年の歴史があるそうです。
岸からも見物(タダ)出来るのですが、やはり目の前で見たかったので屋形船に乗りました。舟に乗って周りを見回すと、地元の人は身近すぎて行かないのか、ほとんど外国人のお客さんばっかりでした。
屋形船も鵜飼いも「ニッポンっ」という感じがするんでしょうね。
しばらく屋形船に乗り川の上流へ。岸から見た準備中の舟では鵜がちょこんと並んで出番待ちをしていました。結構かわいかったです(笑)。
ずらっと屋形船が一列になって待っていると準備を終えた鵜船がやってきました。
いよいよ鵜飼ショーの始まりです!
鵜匠の見事な手綱さばきは熟練の技で、櫂(かい)で舟を叩きながら掛け声を
かけ、鵜を操るその迫力にこっちの気分も盛り上がってきました。
篝火が夜の水面に揺らめき、幻想的な世界を創り上げます。
まさに幽玄な世界です。
見事に鮎を捕まえると拍手喝采で「おお~っ!」(Oh~!かな?)と歓声があがります。
「せっかく捕ったのにィ~」という鵜の声が聞こえてきそうですが、規定より小さい
鮎はちゃんと胃の中に入るのだそうです。
全部吐かされたらさすがに鵜もやる気なくしますよね。
川の上では溶けそうに暑い地上と違って、ひんやり涼しく快適で
場所によっては寒いくらいでした。
真夏の夜におすすめです。